錦織 アジアNo.1から陥落間近!?韓国の21歳が大躍進

[ 2018年1月24日 20:51 ]

男子シングルス1回戦で、デニス・ノビコフに敗れた錦織圭
Photo By 共同

 5カ月ぶりの復帰戦となったツアー下部大会で初戦敗退を喫し、錦織圭(28=日清食品)のアジアNo.1の座が危うくなってきた。昨年8月の戦線離脱時は9位だったランキングは現在24位まで後退している。1年前の全豪16強のポイントも消え、ランキングポイントの合計は1555点。来週発表のランキングはさらに下がる見込みだ。

 一方で錦織の欠場した4大大会の全豪オープンでは、世界58位の鄭現(21=韓国)が大躍進している。昨年11月には21歳以下のトップ8による「ネクストジェネレーションATPファイナル」で優勝。今回の全豪では3回戦で同世代筆頭株、世界4位のアレクサンダー・ズベレフ(20=ドイツ)に土をつけ、4回戦では全豪6度の優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(30=セルビア)を破って韓国勢初の4大大会ベスト8進出を果たした。

 24日の準々決勝では世界97位のテニース・サンドグレン(26=米国)にストレート勝ちし、26日の準決勝ではロジャー・フェデラー(36=スイス)に挑む。すでにランキングポイントを1472点まで伸ばし、自身初のトップ30入りが確実な状況。勢いに乗ってフェデラーを破るようなことがあれば、錦織に続いてアジア勢2度目の4大大会決勝進出、ランキングでは錦織を追い越すことになる。

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2018年1月24日のニュース