【砂村光信の視点】パナ、山沢がゲーム支配できるか　サントリーはＳＨ流のリードが鍵

決勝展望

６日のトヨタ自動車戦で２アシストするなど活躍を見せたパナソニックの山沢（右）
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　パナソニック、サントリーともに決勝は司令塔のＳＯバーンズと小野を欠いて戦うことになりそうだ。特にパナソニックにとって、バーンズはゲームコントロールの面で大きな存在。バーンズが欠場した昨季はサントリーに負け、出場した今季リーグ戦では勝っている。若い山沢も判断力は素晴らしいが、キックの使い方などでは及ばない。山沢がゲームを支配できるかがポイントの一つだろう。

　サントリーはＳＨ流の成長が著しい。主将２期目で今季は日本代表でも経験を積み、裏へ蹴る技術も試合中にチームをまとめるキャプテンシーもレベルアップした。決勝は我慢比べが予想されるだけに、冷静な選手がそろうパナソニックに対抗するためにも流のリードが重要になる。

　ＦＷはパナソニックが３〜８番を外国出身者で固めたのが目を引く。その中でもキーマンはロックのヒーナンだ。あれだけ低く献身的なプレーをする選手は、サントリーにはいない。（元Ｕ―２３日本代表監督）