稀勢、木刀使って仕切り稽古 まるでゴルファー?立ち位置確認

[ 2017年10月10日 05:30 ]

木刀を使って立ち位置を決める稀勢の里(右)
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 大相撲の秋巡業が9日、茨城県筑西市で行われ、横綱・稀勢の里は朝稽古後に山稽古(稽古場以外で行う稽古)を敢行した。土俵では前日に続き平幕・大栄翔を指名し、9番で8勝1敗。いつもならこれで稽古を終了だが、この日は付け人を引き連れ、屋外で仕切りの動作を確認した。

 ゴルファーがパターを垂直に提げてラインを読むように木刀を使って立ち位置を決定。相手とぶつかる立ち合いはせず仕切りだけを30分以上繰り返した。「基本だから。ああいうのが大事」と説明したものの木刀を使った理由は明かさなかった。

 稀勢の里は本場所中の朝稽古で、立ち合いの確認がルーティンになっている。この日の仕切りの確認はそれに通じるものがあり、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)での復帰を見据えての稽古とも言える。3場所連続休場中の和製横綱は細かい部分も微調整し、完璧な状態に仕上げていく。

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2017年10月10日のニュース