楽観視できない体操ニッポン 東京五輪の団体へ“白井世代”の台頭不可欠

[ 2017年10月10日 07:40 ]

体操 世界選手権最終日 ( 2017年10月8日    カナダ・モントリオール )

世界選手権で金メダルを獲得し、笑顔で写真におさまる日体大の畠田男子監督、白井、村上、日体大の瀬尾女子監督
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 【体操世界選手権 総括】内村の衝撃的な棄権で幕を開けた今大会、後継者の白井の活躍は光ったが、体操ニッポンにとって楽観視できる状況ではない。個人総合は中国選手が金メダルと銀メダル。ロシアも個人総合で力をつけてきていることをアピールした。東京五輪の団体はこれまでの5人から4人に減るため、オールラウンダーが求められる。「内村が戻ってきても、団体は厳しい戦いになる」と水鳥監督。今大会3種目に出場した谷川航ら“白井世代”の台頭が不可欠になる。

 女子は五輪翌年で有力選手の休養や世代交代が進む中、日本は全員がリオ代表で臨み、村上の金メダル1つ。団体で表彰台を狙うためにも、世界との差が顕著な段違い平行棒の強化を図る必要がある。

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2017年10月10日のニュース