楽天、NBAと日本向け放映・配信契約 NBAコミッショナー「決め手は三木谷さんの熱意」

[ 2017年10月10日 13:50 ]

共同記者会見に出席した楽天の三木谷会長とNBAのコミッショナー、アダム・シルバー氏
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 インターネット通販大手の楽天が米プロバスケットボールNBAと日本国内における独占的な放映・配信などのパートナーシップを結んだことが10日、明らかになった。複数年契約で契約金は非公表。同日、東京都世田谷区の楽天クリムゾンハウスで行われたNBAとの共同記者会見で発表した。

 国内の楽天会員限定で、NBAの試合を年間1400試合以上ライブ配信する「NBA LEAGUEPASS」などを提供していく。NBA公式グッズも「楽天市場」などで購入可能になるなど、多岐にわたるサービスが展開される。会見に出席した三木谷浩史会長兼社長は「世界最高のリーグの姿をあらゆる側面から日本のファンにお届けできるようになることを大変うれしく思う。バスケットボール界の一層の発展につながるよう誠心誠意努力していく」と意気込みを語った。

 この日はNBAのコミッショナー、アダム・シルバー氏も参加。三木谷会長とは7月に初対面し、すぐに意気投合したといい「一目でお互いに気に入って、ビジネスの合意に行き着いた。契約の決め手は三木谷さんの熱意。NBAへの情熱があったからです」と契約に至る経緯を説明した。

 また、テレビなどでのNBAの試合の放映権については、担当者は「楽天は放送事業者ではない。二次利用権についての各社との協議はこれから」とした。

 楽天は先月、NBAの昨季王者ウォリアーズとユニホームの胸部分にロゴを入れる契約を3年総額6000万ドル(約65億円)で結んだことを発表していた。

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2017年10月10日のニュース