モンゴル出身アマルサナー 相撲個人V、初の外国人高校横綱に

[ 2017年8月6日 05:30 ]

全国高校総体・相撲個人で優勝し、高校横綱に輝いた鳥取城北のアマルトゥプシン・アマルサナー(左)と準優勝の日体大柏のスガラクチャー・ビャンバスレン
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 全国高校総体(インターハイ)第9日は5日、宮城県大崎市鳴子スポーツセンターほかで8競技が行われ、相撲の個人決勝はモンゴル出身の留学生の顔合わせとなり、アマルトゥプシン・アマルサナー(鳥取城北)が、大相撲の元横綱朝青龍のおい、スガラクチャー・ビャンバスレン(千葉・日体大柏)に押し出しで勝って頂点に立った。外国出身の高校横綱誕生は初めて。重量挙げの77キロ級は水口雅基(熊本・八代農)がトータル261キロで優勝、85キロ級は鷹野玄貴(山梨・富士北稜)がトータル263キロで制した。

 《元朝青龍おい、うれしい準V》相撲の個人で大相撲の元朝青龍のおい、ビャンバスレンが準優勝した。高知・明徳義塾時代の98年に3位となった叔父の成績を上回り「3位が目標だったのでうれしい」と笑みを浮かべた。体重108キロと軽量で、50メートル走の自己ベストが5秒8という注目株は抜群の身体能力を発揮。準決勝では鮮やかな切り返しを決めた。当初はレスリングをしていたが、高1の夏に相撲に転向。プロ入りを熱望しており「(元朝青龍には)自分の力で強い関取になれと言われている」と希望に胸を膨らませた。

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2017年8月6日のニュース