川内優輝 代表ラストランは日本選手最上位9位 トラブル続きも不屈の粘り発揮

[ 2017年8月6日 21:10 ]

陸上世界選手権第3日・男子マラソン ( 2017年8月6日    英ロンドン )

ラストスパートを見せ、ゴールする川内
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 陸上の世界選手権第3日は6日、英ロンドンで行われ、男子マラソンは今大会限りでの代表引退を表明している川内優輝(30=埼玉県庁)がトラブル続きも、2時間12分19秒で日本選手最上位の9位に入った。優勝は2時間8分27秒のジョフリー・キルイ(ケニア)。

 スタート直後から先頭集団につけた川内は、15・9キロ付近で給水を取ろうとして後ろの選手と接触。バランスを崩したが、持ちこたえた。しかし、22・5キロ付近から遅れ始め、苦しげな表情に。その後も段差でつまずき転倒、給水に失敗するなどリズムをつかめなかった。それでも驚異的な粘りで11、13年世界選手権の18位を上回る自己最高の9位と意地を見せた。

 日本選手は中本健太郎(34=安川電機)が2時間12分41秒で10位、井上大仁(24=MHPS)は2時間16分54秒で26位だった。

 レースはタワーブリッジを発着点とし、1周10キロを4周する周回コースで行われた。

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