杉田 プライベートジェット乗れず格安移動「最悪のフライト」

[ 2017年7月3日 01:00 ]

 アンタルヤ・オープンで日本男子3人目のツアー優勝を飾った杉田祐一(28=三菱電機)が2日、早くもウィンブルドンの会場入りした。

 ツアー優勝者ともなれば、大会が用意したプライベートジェットでひとっ飛び。トルコのアンタルヤからロンドンまで3000キロ余りの道のりも快適に過ごせるはず…、だった。

 「それが見事に手違いで乗れなくて、普通の格安航空会社に乗って、最悪のフライトで来ました。最悪って言っちゃあいけないか」と杉田は苦笑いで明かした。

 1日の決勝の夜、プライベートジェットの出発が大幅に遅れることになった。「早く移動したい」と大会側が手配した普通の定期便に切り替えた。「それがビジネスもない航空会社で。プライベートジェットって言われててそれじゃあランクダウンですよね」。狭い機内に約6時間身を押し込めて、2日早朝に無事ロンドンに到着した。

 前夜は興奮して寝られてなかったと言うが、ウィンブルドンに足を踏み入れて「会場入りすると気持ちが変わる。ここで勝負しないといけない」と気持ちが引き締まった。幸いにも世界230位のブライダン・クライン(英国)との初戦は4日の予定で準備期間が取れる。4大大会初勝利を目指して「2日間、回復できるのは大きい。アンタルヤのコートが凄く速かったので、そこを調整していかないと」と思わぬ強行軍にもめげる様子はなかった。

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2017年7月2日のニュース