ベイカー茉秋 痛々しい姿で“初出社” 手術は「決断できていない」

[ 2017年4月3日 14:27 ]

右肩を手術するか否か問われ、神妙な表情を見せるベイカー茉秋
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 柔道男子100キロ級のリオデジャネイロ五輪金メダリストで、2日の全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)の1回戦で右肩脱臼で棄権負けしたベイカー茉秋(22)が3日、東京都の日本中央競馬会(JRA)本部で行われた入会式に臨んだ。

 本来ならば晴れの社会人初日となるはずだったが、右肩保護のために右腕をアームホルダーで吊った痛々しい姿で“初出社”となった。明るい性格も魅力の五輪王者だが、「社会人として、仕事と柔道を両立して頑張りたいと思います」と話す表情は、さすがに笑顔満開とはいかなかった。

 3日午後にも病院で精密検査を受ける。医師の診断を元に、JRA柔道部の賀持道明監督や男子日本代表の井上康生監督と話し合った上で、8月の世界選手権(ブダペスト)の出否を決める予定。出場しない場合は右肩の手術を受け、復帰は早くても来年になる見込みだ。今年の最大目標が世界選手権での金メダルだっただけに「まだ(手術を受ける)決断はできていない」と悩める心の内を披露。いずれにしても一両日中にも、柔道人生最大の決断を下すことになりそうだ。

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2017年4月3日のニュース