春巡業スタート 稀勢、白鵬不在もチケット完売 理事長「ケガしない体を」

[ 2017年4月3日 05:30 ]

奉納土俵入りを披露した横綱鶴竜(手前)
Photo By 共同

 大相撲の春巡業は2日、三重県伊勢市の伊勢神宮でスタートした。17年ぶりの4横綱時代の最初の巡業だが、春場所で左上腕部を負傷しながら優勝した稀勢の里、春場所途中休場の白鵬に加え、照ノ富士、豪栄道の両大関も休場。約7500人が集まった奉納土俵入りは鶴竜、日馬富士の2横綱で行われた。

 初場所後に稀勢の里が19年ぶりの日本出身新横綱となったことも手伝って、この日のチケットは前売りで完売。本場所で激闘を繰り広げている力士にはケガが付きものとはいえ「稀勢の里が見たかった」と新横綱の姿がないことを残念がるファンも少なくなかった。

 日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)は「休場が多いことは申し訳ない」とした上で「(力士が来るのを)待っている人は本場所も巡業も同じ。ケガをしない体をつくってほしい」と切実に話していた。

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2017年4月3日のニュース