沙羅、平昌でダブル杯!! 歴代最多勝&4度目総合優勝へ

[ 2017年2月14日 05:30 ]

仁川国際空港に到着し、平昌五輪の大会マスコットのスホラン(左)、バンダビの横を通る高梨
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 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(20=クラレ)が13日、韓国・平昌で行われるW杯(15、16日)に向けて成田空港から出発した。男女を通じたW杯最多勝の53勝にあと1勝に迫り、次戦で5位以上なら通算4度目のW杯総合優勝も決定する。加えて今回は1年後に向けた大事なリハーサル。「いろんなものを吸収して帰ってきたい。街の感じや気温まで、その感覚を体に染みつけたい」と語った。

 前回の遠征では3連勝を飾ったとはいえ、「感覚的にはまだ半分くらい」と納得はできなかった。「自分の調子が良くない中でジャンプ台の特徴をつかむのはとても難しい」というだけに、日本に滞在した1週間は平昌と似ているという長野・白馬のジャンプ台で練習を積んだ。2日間で飛んだのは10本。それでも「集中して飛べた。技術的にも精神的にも整えてくることができた」と歯車はかみ合ってきたようだ。

 他競技のプレ大会では、スピードスケートの高木美帆らの活躍も刺激になった。「高木さんは日体大の先輩。そういう方々の活躍は練習へのモチベーションにつながった」。高梨が記録を打ち立てれば、それもまた多くの選手の励みとなりそうだ。

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