ゆず・北川悠仁 カリーに驚嘆!“ウォリアーズの時代”を実感

[ 2017年2月14日 11:37 ]

過去2年WOWOWのNBAオールスター現地解説者を務めたゆず・北川悠仁
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 米プロバスケットボールのNBAオールスターゲームが現地19日、ルイジアナ州ニューオーリンズで開催される。夢の祭典を目前に控え、バスケ好きで、過去2年NBAオールスターゲームのWOWOW現地ゲスト解説を務めた人気デュオ「ゆず」の北川悠仁(40)が今季のNBA前半戦を振り返り、印象に残ったチームを挙げた。

■「ウォリアーズの時代」

 ステファン・カリーが(11月のペリカンズ戦で1試合の最多成功記録となる)3点シュートを17本中13本決めた試合が凄かった。これはもう3点シュートコンテストのレベルです。それを相手ディフェンスがいる中で決めてしまうなんて、普通できることじゃない。身長1メートル91と小柄で、あのパフォーマンスは、体格に恵まれない子どもたちに夢を与えてくれます。そして、クレイ・トンプソンは(12月のペイサーズ戦で)60得点しました。そんな2人が同じチームにいて、今年は(得点王4度の)デュラントも加わった。昨季はファイナルで負けてしまいましたが、ウォリアーズの時代だと感じます。



■「地味に強いスパーズ」

 派手なスター選手はいないので注目度は高くないかもしれないけれど、強いです。大黒柱のティム・ダンカンが引退して、どうなるかと思っていました。でも、カワイ・レナードがしっかりチームの中心として働いています。各選手がきっちり自分の役割をこなす伝統が選手の顔ぶれが変わっても受け継がれていることが、凄い。西地区ではウォリアーズに次ぐ2番手のチームかもしれないけれど、うしろにビタッとついて最後に差すこともありそう。地味だけど、怖い存在です。



■「予想外のロケッツ」

 ジェームス・ハーデンがポイントガードになって、ここまで機能するとは思っていませんでした。どちらかと言えばセルフィッシュな点取り屋というイメージでしたが、ここまでアシストで周りの選手を生かせるのかと驚いています。チームは化学反応が起こって、攻撃的ないいチームになっています。ただ、まだ完成はしていないのかなという印象です。今後ウォリアーズのような強豪チームになるのか、はまった時にはどこまで行ってしまうのか、楽しみです。



■「がっかりニックス」

 残念なのはニックスです。ブルズ時代からデリック・ローズが大好きでした。その彼がニックスに移籍し、カーメロ・アンソニーや若手のポルジンギスもいて役者がそろっているので、開幕前は楽しみにしていました。それなのに、ここまで負けが先行するとは…。何とか後半戦で立て直してほしい。

 NBAオールスターゲームは20日午前9時30分からWOWOWプライムで、スラムダンクコンテストや3ポイントコンテストなどが行われるNBAオールスター前夜祭は19日午後10時からWOWOWライブでそれぞれ放送される。また、北川が昨年のNBAオールスターゲームでステファン・カリーらを直撃取材した「ゆず北川悠仁の2016NBAオールスター潜入捜査」は16日午後0時30分からWOWOWライブで放送される。

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2017年2月14日のニュース