鶴竜“自覚”の強行朝稽古 体調不良押し胸出す

[ 2016年12月6日 05:30 ]

体調不良ながら土俵に上がった鶴竜(左)はぶつかり稽古で嘉風に胸を出す
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 大相撲冬巡業は5日、大分県中津市で行われ、九州場所で3度目の優勝を飾った横綱・鶴竜(31=井筒部屋)が体調不良を押して朝稽古に参加した。相撲は取らなかったが、ぶつかり稽古で平幕・嘉風に胸を出した。

 九州場所中は体調管理に細心の注意を払っていたが、千秋楽の3日後の11月30日に「ホッとしてドンと疲れが来た」と39度の発熱に見舞われた。熱が下がったことで4日からの冬巡業に参加したが、現在もへんとうが腫れており「息苦しい」という状態が続いている。この日は取組を終えた後に「病院に行く」と言い残して会場から引き揚げた。

 今回の巡業は「両側足関節捻挫、腫脹(しゅちょう)」の横綱・日馬富士ら関取8人が休場しているだけに、優勝力士としてファンにできる限りのことを見せたいという思いが強い。「早く治して稽古ができるようにしたい」と責任感を口にしていた。

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2016年12月6日のニュース