春日山親方が師匠辞任「弟子に申し訳ない」 勧告受諾、追手風へ移籍

[ 2016年10月19日 10:57 ]

師匠の辞任勧告を受諾後、取材に応じる春日山親方
Photo By 共同

 日本相撲協会は19日、春日山部屋の師匠として不適格と判断された春日山親方(39=元幕内・浜錦)が師匠の辞任勧告を受諾したと発表した。本人や現在23人が在籍する力士は同じ伊勢ケ浜一門の追手風部屋へ移籍する。同親方は「23人の弟子には大変申し訳ないことになってしまった」と話した。

 春日山親方は先代親方の岩永祥紀氏(元幕内・春日富士)と係争中の年寄名跡証書を現時点で所有しておらず、協会の調査では秋場所中に部屋を訪れていないことが判明し、今月12日の理事会で師匠として不適格と判断された。

 これを受けて、17日には部屋の所在地である川崎市の福田紀彦市長がこれまで通り同市で部屋を存続するよう求める要望書を協会に提出。18日には同部屋所属の幕下2力士らが会見し、「師匠と一緒に川崎で相撲を続けたい」と勧告撤回を訴えていた。

続きを表示

この記事のフォト

2016年10月19日のニュース