ホークス監督　選手と激突で“退場”、相手指揮官も休養で異例事態

ペリカンズの選手と激突したホークスのブデンホルザー監督（ＡＰ）
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　ＮＢＡは１８日にプレシーズンの５試合を各地で行ったが、ホークスのマイク・ブデンホルザー監督（４７歳）が選手と衝突して“退場”するというハプニングがあった。同監督は前日に骨折した右手の指を手術したばかりで患部に包帯を巻いていたが、第２Ｑにルーズボールを追っていたペリカンズのラングストン・ギャロウェイ（２４歳）がサイドラインに向かって全速力で突進。ライン際で立って指示を送っていた指揮官と激突してしまった。ギャロウェイと一緒に倒れ込んだブデンホルザー監督は悶絶。立ち上がったものの表情は険しく、そのままロッカールームに退いた。

　この試合ではペリカンズのアルビン・ジェントリー監督（６１歳）も体調を崩して休養。開幕目前の試合であるにもかかわらず、両軍の監督がいないという異例の事態となった。

　結局ホークスが９６―８９（前半５９―４１）で勝ってプレシーズンでは４勝２敗。ロケッツから移籍してきたセンターのドワイト・ハワード（３０歳）は２４分の出場で１０得点、１１リバウンド、４スティール、３ブロックショットをマークした。

　ペリカンズは１勝４敗。昨季の全米大学最優秀選手でドラフト全体６番目に指名されたシューティングガードのバディー・ヒールド（２２歳＝オクラホマ大出身）は先発して３７分で１３得点を挙げたものの、得意の３点シュートは６本すべて失敗した。

　キャバリアーズは９６―９１（前半５３―４９）でウィザーズを退けて２勝４敗。４試合ぶりに出場したレブロン・ジェームズ（３１歳）は２６分でチーム最多の１８得点を稼ぎ、４年５７００万ドル（約５９億３０００万円）で契約を延長したばかりのシューティングガード、Ｊ・Ｒ・スミス（３１歳）は１２分で４得点を記録した。

　ウィザーズは３勝３敗。ポイントガードのジョン・ウォール（２６歳）は２４分で１７得点をマークした。

　＜その他の結果＞ヒート（４勝２敗）１０７―７７マジック（１勝５敗）、サンダー（３勝３敗）９７―８７ナゲッツ（３勝４敗）、クリッパーズ（３勝３敗）９２―８９キングス（３勝３敗）