男子100キロ超級・原沢 悔しい3位…畳の上で動けず

[ 2016年5月31日 05:30 ]

柔道 マスターズ大会 最終日

(5月29日 メキシコ・グアダラハラ)
 世界ランキング上位で争う大会が29日に行われ、リオデジャネイロ五輪代表で男子90キロ級のベイカー茉秋(東海大)が優勝した。男子100キロ超級の原沢久喜(日本中央競馬会)は3位で、2014年11月からの国際大会連続制覇は7で止まった。同代表で女子78キロ超級の山部佳苗(ミキハウス)も3位。今大会に出場した日本の五輪代表は男子3人、女子5人で、優勝は男子1人、女子3人だった。

 男子100キロ超級の原沢は、敗者復活戦から3位となったものの、厳しい現実を突きつけられた。日本男子最重量級の看板を背負う原沢だが、優勝したナテア(ルーマニア)との準々決勝で豪快に投げられ一本負け。畳の上に大の字になり、しばらく動けなかった。「しっかり負けを受け止めて、五輪に向けて改善していかないといけない」と渋い表情を浮かべた。60キロ級の高藤も初戦敗退し、井上監督は「ここでしっかり勝ってライバルに圧力をかけていかないと」と物足りなさを口にした。

続きを表示

2016年5月31日のニュース