17歳アマ沢田 全米女子OP切符!プレーオフで堀琴音振り切る

[ 2016年5月31日 05:30 ]

プレーオフを制して出場権を獲得した17歳の沢田は歓喜のジャンプ

全米女子オープン日本地区最終予選

(5月30日 茨城県坂東市 大利根カントリークラブ=東コース=6326ヤード、西コース=6368ヤード、いずれもパー72)
 36ホールストロークプレーで争い、通算1オーバーで並んだ3人のプレーオフを制したアマチュアの沢田知佳(17=ルネサンス大阪高3年)が、7月7日から米カリフォルニア州サンマルティンのコルデバレーGCで行われる本大会の出場資格を獲得した。ほかにも、佐藤絵美(24=狭山GC)と原江里菜(28=NEC)が通算4アンダーで並んでトップ通過し、通算イーブンパーの松森彩夏(22=スターツ)も出場権を得た。

 プレーオフの3ホール目。沢田は5メートルを2パットのパーでしっかりおさめ、ボギーを叩いた堀琴を振り切って最後の1人にすべり込んだ。「凄くうれしいです。練習ラウンドではショットが曲がっていたけど、きょうはしっかり修正できた」と笑顔を咲かせた。

 ティーチングプロの父・真佐也さん(48)の影響で9歳からゴルフを始めた。北海道出身だが「冬はプレーできない」と11歳の時に母・ようこさん(45)の実家がある大阪に家族で引っ越した。兄は大我(たいが)さん(19)、妹はアニカさん(11)というゴルフ一家だ。憧れの選手は米ツアー通算10勝のポーラ・クリーマー(米国)。クリーマーにならってラウンド中は髪にリボンを結ぶ17歳は「ポーラと一緒に回れるように、本戦では予選通過を目指します」と初々しく宣言した。

◆沢田 知佳(さわだ・ちか)1998年(平10)8月29日生まれ、北海道出身の17歳。ティーチングプロの父の影響で9歳からゴルフを始める。環境を整えるため11歳で大阪へ。我孫子中を卒業後、ルネサンス大阪高進学。13年全国中学ゴルフ選手権春季大会優勝などの実績を誇る。1Wの平均飛距離は220ヤード。得意クラブはパター。1メートル65。

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2016年5月31日のニュース