美香 逆転V圏3打差8位 4打差まで17人混戦「食らいつく」

[ 2016年5月23日 05:30 ]

第3ラウンド、4番でティーショットを放つ宮里美

米女子ゴルフツアー キングズミル選手権第3日

(5月21日 米バージニア州ウィリアムズバーグ キングズミル・リゾート=6347ヤード、パー71)
 2位で出た宮里美香(26=NTTぷらら)は4バーディー、1トリプルボギーの70で回り、通算7アンダーで首位と3打差の8位に後退した。69で回った横峯さくら(30=エプソン)が4アンダーの24位。67と伸ばした上原彩子(32=モスフードサービス)は3アンダーの32位に浮上。71の野村敏京(23=フリー)は1アンダーの43位、70の宮里藍(30=サントリー)はイーブンパーの57位。アリヤ・ジュタヌガーン(20=タイ)が通算10アンダーで首位に立った。

 宮里美がミスを挽回して首位と3打差に踏みとどまった。12年セーフウェー・クラシック以来4年ぶりのツアー2勝目へ望みをつないで「10番のトリプル(ボギー)以外は良いゴルフをしていた。1ホールで(スコアを)3つ落とすのは久々。うまく切り替えられた」と安どの表情を見せた。

 10番パー4ではティーショットを右バンカーに入れ、2打目は「出すだけでよかったのに欲が出て、打ったら右のラフに入ってしまった」。判断を悔やみながらのプレーでトリプルボギーとし、一気に順位を下げた。だが11番パー4の第2打をピンそばにつけ「これはまだいける」と奮起。12、16番でもバーディーを奪い巻き返した。

 首位から4打差までに17人がひしめく大混戦。「今日みたいにユーティリティーでピンに近づけるゴルフができれば、食らいついていける」と闘志をにじませた。

 ▼24位・横峯さくら 17番まではボギーがありながらも凄くいいプレーだった。18番の凡ミスのボギーが凄く悔やまれる。しっかり我慢のゴルフをして、一つでも(スコアを)伸ばしたい。

 ▼43位・野村敏京 もったいないバーディーパットやボギーがあったが、あと一日ある。(内容は)ずっとそんなに悪くない。入らなかったバーディー(パット)を入れられるように頑張る。

 ▼57位・宮里藍 全体としてはそんなに悪くない。やっとイーブンパーに戻せたから、あとはどうやって上にいけるか。ショットが良くなってきている分、パット次第。

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2016年5月23日のニュース