錦織、フェデラー破ったティエムを警戒「バックが強い選手」

[ 2016年5月12日 23:07 ]

ポイントを失い、顔をしかめる錦織圭(AP)

イタリア国際男子シングルス3回戦 錦織圭 6―1、6―4 リシャール・ガスケ

(5月12日 ローマ)
 過去に6連敗していたリシャール・ガスケ(29=フランス)に2連勝し、2年連続の8強入り。悲願のマスターズ制覇に一歩前進した錦織圭(26=日清食品)は「最後の数ゲームは厳しいゲームが続いたけど、勝ててよかった」と充実感をにじませた。

 ガスケには先週の大会のマドリード・オープンでに3回戦で顔を合わせ、7度目の対戦で初勝利を挙げたばかり。「何となく自分のやるべきことは分かっていた。2連続でやるのはあまりいい気分ではないけど、2回連続で勝ててよかった」と苦手意識もすっかり払しょくした様子。

 第1セットは6―1と圧倒。第2セットも第2ゲームでブレークに成功して優位に進めながら4―2からガスケにブレークバックを許した。それでも4―4からのサービスゲームを辛くもキープ。「相手のペースになりかけていたけど、危なげながらもキープして気持ちをリフレッシュしてやりました」と振り返った。

 準々決勝では世界2位のロジャー・フェデラー(34=スイス)を破った同15位のドミニク・ティエム(22=オーストリア)と対戦。「フェデラーに勝っているし、バックが強い選手なので、そこに注意してやりたい」と警戒した。

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2016年5月12日のニュース