世界反ドーピング機関WADA ロシアのメダリスト疑惑調査へ

[ 2016年5月12日 05:30 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)は10日、米CBSテレビが8日に放送したドキュメンタリー番組で、ソチ五輪に出場したロシア選手による禁止薬物使用の疑惑を直ちに調査すると発表。リーディー委員長は「検査態勢の破壊につながる新たな疑惑が含まれている」と懸念を表明した。

 番組ではソチ五輪の金メダリスト4人を含む多数のロシア選手が薬物を使用し、ロシアの検査所がその隠蔽(いんぺい)に関与していたと、同国の反ドーピング機関の元職員が明かした。ロシア連邦保安局(FSB)の関与も指摘した。選手の実名は出なかった。WADAは既にモスクワの検査所の認定を取り消し、同国の反ドーピング機関を「不適格組織」としている。(共同)

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2016年5月12日のニュース