「恋人のような存在」 タカマツ“節目”結成10年目で狙う悲願の五輪金

[ 2016年5月5日 15:04 ]

試合に勝利しタッチを交わす高橋礼華(左)と松友美佐紀

バドミントン リオデジャネイロ五輪代表決定

 世界バドミントン連盟(BWF)は5日、リオデジャネイロ五輪出場選手が決まる世界ランキングを発表し、日本勢は“タカマツ”こと女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)ら女子5人、男子4人が五輪代表に決まった。

 幼いころからの知り合いで、小学校時代には文通をしていたという2人がペアを組んだのは徳島・聖ウルスラ学院英智高時代。学年は高橋が1つ上だが、当時の監督が、強気の高橋と冷静さを持つ松友の相性の良さを感じてペアリング。“タカマツ”が誕生した。

 2011年から全日本総合選手権3連覇を果たし、2014年にスーパーシリーズファイナルで日本勢として初優勝、3月の全英オープンでも日本勢38年ぶりの優勝を果たすなど安定した成績を残している。

 “オグシオ”こと小椋久美子と潮田玲子組がバドミントン人気を引っ張り、ロンドン五輪では“フジガキ”こと藤井瑞希、垣岩令佳ペアが日本初のメダルとなる「銀」を獲得した。そして「恋人のような存在」(高橋)という絆で結ばれている“タカマツ”が、ペアを組んで10年目の節目に迎えるリオ五輪。2人には悲願となる五輪金メダルしか見えていない。

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2016年5月5日のニュース