松山「良いニュースを日本に届けたいという気持ち強い」

[ 2016年4月17日 19:09 ]

チャリティーサイン会を実施する松山(右)と香妻

 ――地震発生はどうやって知った?

 松山 時差ボケで寝ていて目が覚めたのが(14日)夜の10時だった。そこで携帯でニュースを見て“えっ”と思った。東日本大震災からちょうど5年がたってすぐだったので。正直なんで今なんだろうというのはあった。津波はなかったけど、その後も凄い余震ばかりだったので何かしなければいけないと強く思った。

 ――11年の東日本大震災と比べてどう感じた?

 松山 そのときはテレビが見ることができなかったので状況がほとんど分からず、仙台に戻ったところの状況しか分からなかった。今回は現状が鮮明に見えるので凄い衝撃を受けた。しかも余震が続いているので本当に衝撃が大きい。

 ――多くの方が寄付をしてくれたが?

 松山こんなに集まってくれると思っていなかった。きのうの朝起きて何かしなきゃなと思って行動に移したので、きのうきょうでこんなにたくさんの方が集まってくれると思っていなかった。これだけの方が集まってくれて本当に感謝している。

 ――参加者からはマスターズのことを言われたのでは?

 松山 それが一番多かった。

 ――刺激になる?

 松山 まだまだ感張らなきゃ行けないなと。“勝つことを期待しています”という言葉を聞いて、まだまだ頑張って勝たないといけないなという気持ちは芽生えた。

 ――リオ五輪のことはどう考えている?

 松山 まだ五輪のことは考えていない。1つ1つの試合で結果を出していくことが大事だと思う。1つ1つの試合で結果が出てくるとやっぱり良いニュースになると思うし。1試合1試合を大事にして、そこで結果を出して、良いニュースを日本に届けたいなという気持ちの方が強い。

 ――日本に帰ってきてあらためて多くの人に応援されていると感じる?

 松山 ほとんど日本に帰ってきていなかった。3カ月、4カ月ぶりに帰ってきてサイン会をやったらこれだけ人が集まってくれるというのは、本当にこれだけ多くの方々に支えられてゴルフしてるんだなと思った。きょうは本当に多くの方々が集まっていただいたので義援金として出せる物がたくさんになった。それを待っている方々に持って行けるようにしたいなと思う。

 ――今後の予定は?

 まだ未定です。

 ――九州などでチャリティー活動を行う考えは?

 松山 今すぐやってもただ迷惑になるだけだと思う。余震が落ち着いて、倒壊している家などの復旧が落ち着いてきてからでないと、そういうことをやってもただ邪魔な人間になると思う。こうやって違う地方でこういうチャリティーを困っている方々に持って行けるようにするのが僕たちにできることかなと思う。

 ――東日本大震災の経験から学んだことも今回に生かされている?

 松山 僕も何回か物を運んだけど本当に欲しい所に届いているかどうか疑問だった。きのうも一ノ瀬(優希)さんとかのブログを見て本当に困っている方に物が届いていないと感じた。(義援金を)本当に困っている方に持って行けるようにしたいなと思う。

 

続きを表示

2016年4月17日のニュース