女子78キロ超級の山部“聡美パワー”で五輪切符必ず!

[ 2016年4月17日 05:30 ]

全日本女子選手権の会見に出席した山部佳苗(右)と田知本愛

 柔道の全日本女子選手権は、17日に神奈川・横浜文化体育館で行われる。女子78キロ超級は今大会がリオ五輪最終選考会。2年ぶり3度目の優勝を狙う山部佳苗(25=ミキハウス)は、16日の会見で「他競技から学んで、勇気、活力をもらえた」と明かした。

 山梨学院大の同級生で所属先が同じ鈴木聡美(25)を応援するため、6日に競泳の全日本選手権を初観戦。その鈴木は100メートル平泳ぎで近年の不振を吹き飛ばして代表入りを決めた。「最初の50メートルからガンガン攻めていた。攻めるのは大事。わたしはそういうのが足りない」と勝利へのヒントを学び取った。

 昨年大会の決勝では田知本愛(27=ALSOK)との直接対決に敗れ、その後も同12月のグランドスラム東京でメダルを逃し、今年2月のグランドスラム・パリ大会は初戦敗退。代表レースで田知本にリードを許し、今月の全日本選抜体重別選手権を制して首の皮一枚つながった。今大会Vでも逆転できない可能性はあるが「優勝しか五輪はない」と最後のアピールに懸ける。

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2016年4月17日のニュース