高崎巡業で曙がサプライズ登場 13年ぶり貴親方と土俵に

[ 2016年4月17日 05:30 ]

高崎巡業の土俵上で曙(右)から花束を渡された貴乃花親方

 大相撲の春巡業が16日、群馬県高崎市で行われ、元横綱でプロレスラーの曙が中入り前の土俵上にサプライズで登場し、貴乃花巡業部長(元横綱)に花束を渡して激励した。

 88年春場所初土俵の同期で横綱に上り詰めた“伝説のライバル”の共演に満員の館内は大盛り上がり。勧進元の招待で駆けつけた曙は「昔の大一番を思い出した」と興奮気味で、貴乃花部長も「わざわざ来てくれてありがたいですね」と感激の面持ちだった。

 2人が同じ土俵に上がるのは03年の貴乃花断髪式で曙がはさみを入れた瞬間以来13年ぶりだが、曙は「土俵上で目を合わせたのは最後の対戦の00年九州場所以来になる」と述懐。現役力士に対しては「巡業でいろんな人と稽古して体をつくってほしい。貴乃花親方のアドバイスでそういうのも変わっていくと思いますね」と願っていた。

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2016年4月17日のニュース