ウォリアーズ 圧勝もカリーが捻挫 NBAプレーオフ

[ 2016年4月17日 15:53 ]

右足首を痛めながら24得点をマークしたウォリアーズのカリー(AP)

 NBAのプレーオフが16日に開幕。レギュラーシーズンで73勝(9敗)を挙げ、ブルズのリーグ記録(95~96年=72勝)を20年ぶりに書き換えたウォリアーズは地元オークランドで西地区8位のロケッツと対戦。前半で60―33と圧倒し、104―78で初戦を白星で飾った。

 ただし24得点を挙げたステファン・カリー(28)は第2Q、ジェームズ・ハーデン(26)からボールをスティールした際に右足首を捻挫。第3Qまでプレーしたものの、18日の第2戦出場は微妙になった。17日に精密検査を受ける予定。カリー本人は「欠場は考えていない。痛みに対応するやり方もわかっている」と語っている。

 最終戦でプレーオフ進出を決めたロケッツは頼みのジェームズ・ハーデン(26)が前半で4反則を犯し、結局17得点どまり。今季1試合平均で10・2回を記録していたフリースローの試投数は0(今季2回目)に終わった。

 東地区7位でポストシーズンに駒を進めたペイサーズは敵地トロントで2位ラプターズに100―90(前半43―45)で勝って白星発進。ポール・ジョージ(25)が4本の3点シュートなどで33得点を挙げて敵地で貴重な勝利を飾った。

 ラプターズはプレーオフ初戦で通算8戦全敗。カイル・ラウリー(30)は11得点、デマー・デローザン(26)は14得点と二枚看板が精彩を欠き、フィールドゴール(FG)は2人で計30本放って8本の成功にとどまった。

 西地区3位のサンダーは6位マーベリクスに108―70(前半59―33)で先勝。ラッセル・ウエストブルック(27)が24得点11アシスト、ケビン・デュラント(27)は23得点を稼いで序盤で勝負を決めた。第3Q終了時点での42点差はチームの本拠をシアトルからオクラホマシティーに移した08~09年シーズン以降では最大。70失点はポストシーズンでのチーム最少記録となった。

 マーベリクスのFG成功率はチーム・ワーストの29・8%。ダーク・ノビツキー(37)は18得点をマークしたが、2ケタ得点を記録したのは彼1人だった。3点シュートの成功率は22・2%でフリースローの成功率は61・5%。シュートの精度が著しく低く、第2戦以降に不安を残した。

 東地区4位のホークスは地元アトランタで5位セルティクスに102―101(前半51―34)で辛勝。第2Q終盤で最大19点をリードしながら第4Qの4分すぎに逆転されたが、ここから粘って試合を再びひっくり返した。センターのアル・ホーフォード(29)は24得点12リバウンド、ガードのジェフ・ティーグ(27)は23得点12アシストをマーク。ケント・ベイズモア(26)も23得点を稼ぐなど、先発の3人が20得点以上を記録して踏ん張った。

 セルティクスはアイゼイア・トーマス(27)が27得点をマークして猛追。第4Q5分12秒、ジェイ・クラウダー(25)の3点シュートで83―80と一時リードを奪ったが、土壇場で決め手を欠いた。今季平均15・2得点をマークしているエイブリー・ブラドリー(25)は第4Qに右太腿の肉離れでダウン。シーズン途中でのトレードを一切行わず、ここまでチーム一丸となって健闘してきたが、プレーオフで主力を一枚欠くことになった。

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2016年4月17日のニュース