八角理事長再選!わずか5分で決着 貴親方「すがすがしい気持ち」 

[ 2016年3月29日 05:30 ]

理事会後の横綱審議委員会で八角理事長(左)と並んだ貴乃花親方は目をそっと閉じる

 日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で理事会を開き、八角親方(52=元横綱・北勝海)が理事長に再選された。任期は2年。評議員会で選任された親方10人の理事の互選で貴乃花親方(43=元横綱)との一騎打ちを制した。4人差をつけられて敗れた貴乃花親方は理事会後に報道陣に対応。今後は一理事として与えられた職務を全うすることを誓った。

 八角現理事長と貴乃花親方による一騎打ちはわずか5分で決着がついた。理事会で次期理事長に推薦された両親方を除く8人で多数決が行われ、6対2で八角親方が選ばれた。今回の理事長選の鍵となっていた春日野親方(元関脇・栃乃和歌)をはじめとする出羽海一門の3人らが現理事長を支持し、貴乃花親方を推したのは伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)と山響親方(元幕内・巌雄)の2人だった。

 この日の理事会には直前の評議員会で新たに理事に選任された親方10人だけが出席。これまでの外部理事3人にも出席する権利があると主張する声もあったものの、最終的には「新理事選任の評議員会終了までが現理事の任期」と記されている相撲協会の定款の文言に沿った形に落ち着いた。

 八角親方は昨年11月に北の湖前理事長(元横綱)の死去で理事長代行になり、同12月に理事長に就任。あす30日には親方衆の職務が決まり、八角新体制が本格的にスタートする。新理事長は会見で「北の湖前理事長の思いを受け継ぎ、土俵の充実を図ることが私の使命です」と所信表明。貴乃花親方との一騎打ちとなったことには「それはそれ。もう終わり。一丸にならないといけない」と“ノーサイド”を強調した。

 一方の貴乃花親方も「肩の荷が下りた。すがすがしい気持ち」と敗北を素直に認め、無念さはないか?と問われると「支えてくれる仲間がいるので無念もあるが、礼に始まり礼に終わる土俵に上がる精神と同じ。決着つきました。与えられた役割を全うするだけ」と話した。「日本出身力士の横綱、大関を一人でも多く輩出したい。一人でも多くの若者が入ってくれることがあすの相撲界の力になる」。理事の職務を全うしつつ、弟子の育成や相撲道の普及にも重きを置く意向を示した。

 ▽理事長選 2年の任期満了で改選が行われる。理事選で新たに選任された親方の理事10人が互選を行う。これまで満場一致で決まることがほとんどだった。

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