サンダー8連勝 ウエストブルックが今季16回目トリプルダブル

[ 2016年3月29日 16:11 ]

今季16回目のトリプルダブルを記録したサンダーのウエストブルック(左)(AP)

 NBAは28日に各地で10試合を行い、西地区全体3位のサンダーは敵地トロントで東地区全体2位のラプターズを119―100(前半61―48)で退けて8連勝で52勝22敗。ケビン・デュラント(27)が34得点8リバウンド8アシストをたたき出せば、ラッセル・ウエストブルック(27)は26得点11リバウンド12アシストで今季16回目のトリプルダブルを達成した。

 シーズン16回のトリプルダブルはマジック・ジョンソン(元レイカーズ)が88~89年に17回をマークして以来の快挙。3月の「月間7回」は、89年4月にマイケル・ジョーダン(元ブルズ)が達成して以来、27年ぶりの出来事となった。

 ラプターズは49勝24敗。新人のノーマン・パウウェル(22)が自己最多の18得点を稼いだものの、1月以降のホームゲームでは4敗目を喫した。

 東地区全体3位のホークスは敵地シカゴでブルズに102―100(前半52―45)で競り勝って4連勝で45勝30敗。ガードのジェフ・ティーグ(27)が残り6秒でのフリースロー2本を含めて26得点を挙げ、今季のこのカードは4戦全勝となった。

 敗れたブルズは4連敗で36勝37敗。ウィザーズと同率ながら東地区全体で9位から10位に順位を下げた。前日に緊急ミーティングを行ってばん回を図ったが功を奏さず、8位ピストンズとのゲーム差は残り9試合となった段階で2・5に広がった。

 リーグ全体2位のスパーズは敵地メンフィスでグリズリーズに101―87(前半53―45)で勝って62勝12敗。右足を痛めているカワイ・レナード(24)は3試合連続で欠場し、トニー・パーカー(33)らベテラン4選手が休養したが、それでも快勝。ラマーカス・オルドリッジ(30)が31得点13リバウンドをマークして勝利に貢献した。

 西地区全体5位のグリズリーズは3連敗で41勝33敗。6位のトレイルブレイザーズがこの日勝ったために両者のゲーム差は2・5にまで縮まってきた。

 レイカーズは敵地ソルトレイクシティーでジャズに75―123(前半37―64)で大敗。4連敗で15勝59敗となった。48点差の敗戦は14年3月7日のクリッパーズ戦(94―142)に並ぶ不名誉なチーム・ワースト記録。5得点に終わったコービー・ブライアント(37)は14年のクリッパーズ戦は故障で欠場しており、引退を目前にして自身が出場した中では最大点差の敗戦を経験するというほろ苦い試合となった。

 西地区全体7位に浮上しているジャズは連勝で37勝37敗。ブライアントとマッチアップしたロドニー・フッド(23)が30得点を稼いで貴重な白星を挙げた。

 西地区全体4位のクリッパーズは地元ロサンゼルスでセルティクスを114―90(前半67―50)で下して3連勝で46勝27敗。ディアンドレ・ジョーダン(27)は15得点13リバウンド、クリス・ポール(30)は13得点14アシストをマークした。

 セルティクスの連勝は4で止まって43勝31敗。

 この日ネッツに勝ったヒートに抜かれて東地区全体で4位から5位にダウンした。

 <その他の結果>ヒート(43勝30敗)110―99ネッツ(21勝52敗)、ティンバーウルブス(25勝49敗)121―116サンズ(20勝54敗)、ペリカンズ(27勝46敗)99―91ニックス(30勝45敗)、マーベリクス(36勝38敗)97―88ナゲッツ(31勝44敗)、トレイルブレイザーズ(39勝36敗)105―93キングス(29勝45敗)

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