IOC会長、東京五輪の準備状況を称賛「何の不安もない」

[ 2016年3月2日 20:34 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は2日、スイスのローザンヌで理事会最終日の審議を行い、2020年東京五輪の準備状況を高く評価した。テレビ会議で進捗を報告した大会組織委員会によると、IOC側からの質問は一切なく、バッハ会長から「素晴らしい内容で、何の不安もないことの証左だ」と称賛された。

 IOC側は特に、順調な国内協賛社獲得に満足感を示したという。武藤敏郎事務総長らは、新国立競技場の建設計画や公式エンブレム選定の現状も説明した。

 フランス司法当局が東京の五輪招致活動を捜査対象にしたとの英紙報道についての質疑はなく、組織委は東京都内で開いた記者会見で「ベストな提案ができたから招致を獲得できた」と不正の疑惑をあらためて否定した。

 8月5日の開幕まで半年を切ったリオデジャネイロ五輪の最終準備状況も報告される。経済悪化による会場整備の遅れや水質汚染が懸念され、中南米を中心に拡大するジカ熱への対応策も審議される。(共同)

続きを表示

2016年3月2日のニュース