王者ウォリアーズ ホーム43連勝!リーグ記録にあと1

[ 2016年3月2日 17:23 ]

ベンチからチームを鼓舞するウォリアーズのカリー(右から2人目)(AP)

 NBAは1日に各地で6試合を行い、王者ウォリアーズは地元オークランドでホークスを延長の末に109―105(前半59―48、延長12―8)で振り切って54勝5敗。ステファン・カリー(27)を左足首の故障で欠きながらもホームでは今季25戦全勝となった。

 昨季から通算ではホーム43連勝。95年3月30日から96年4月4日までブルズがマークしたNBAのホーム連勝記録にはあと「1」と迫っており、3日のサンダー戦に勝てばリーグ記録に肩を並べることになった。

 ただし2月27日に敵地オクラホマシティーでサンダーと対戦した時には延長の末に121―118で辛勝。カリーが12本の3点シュートを決めて競り勝ったが、第4Q終了間際にサンダーのケビン・デュラント(27)がパスミスを犯していなければ負けていた試合だった。

 この試合でラッセル・ウエストブルック(27)に左足首を踏まれて負傷していたカリーの復帰は微妙。59戦終了時の成績は、リーグ歴代最高成績の72勝10敗を残したブルズの95年シーズン(53勝6敗)よりも勝ち星が1つ多いが、2戦連続で延長を戦ったことで選手のスタミナが懸念されるところだ。

 この日のホークス戦でシューティング・ガードのクレイ・トンプソン(25)は26得点を挙げたものの、カリー不在で相手のマークがきつくなりオフェンスは四苦八苦。フィールドゴール(FG)は27本中19本失敗し、得意の3点シュートは16本中10本もリングに嫌われた。ドレイモンド・グリーン(25)が15得点13リバウンド8アシストを稼いでチームをまとめたが、FG成功率が下がっていくとサンダーが誇るデュラントとウエストブルックの二枚看板に足元をすくわれる可能性もあるだけに緊張感の漂う一戦になりそうだ。

 東地区全体5位のホークスは33勝28敗。前半で11点を追う展開ながら後半に追い込み、第4Qの5分すぎに一時はリードを奪ったもののあと一歩およばなかった。

 西地区全体7位に浮上してきたトレイルブレイザーズは敵地ニューヨークでニックスを104―85(前半58―50)で退け、3連勝で33勝28敗。9勝2敗だった2月に平均29・8得点をマークしているダミアン・リラード(25)が30得点を稼いで勝利に貢献した。リラードの30得点以上はここ9戦で8回目。チームはここ22戦で18勝目を挙げた。

 ニックスは25勝37敗。カーメロ・アンソニー(31)は23得点10リバウンドを記録したものの勝機を築けなかった。

 レイカーズは地元ロサンゼルスでネッツを107―101(前半58―50)で退け、連敗を8で阻止して12勝49敗。コービー・ブライアント(37)とルー・ウィリアムス(29)の両ベテランは故障で欠場したが、ドラフト全体2番目で指名ドした新人ガードのディアンジェロ・ラッセル(20)が8本の3点シュートを成功させて自己最多の39得点をたたき出した。

 ネッツは17勝44敗。ブルック・ロペス(27)が23得点、サディアス・ヤング(27)が19得点15リバウンドをマークしたもののラッセルのシュートを抑え切れなかった。

 <その他の結果>

ホーネッツ(31勝28敗)126―92サンズ(15勝45敗)、マーベリクス(33勝28敗)121―108マジック(26勝33敗)、ヒート(34勝26敗)129―111ブルズ(30勝29敗)

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