国際陸連前会長がIOC名誉委員を辞任 ドーピング絡む賄賂容疑

[ 2015年11月11日 21:18 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は11日、国際陸連のディアク前会長(セネガル)がIOCの名誉委員を辞任したことを明らかにした。同氏はドーピングに絡んだ収賄などの容疑でフランス司法当局の捜査を受けており、IOCは倫理委員会の提案を受けて、10日に名誉委員の資格を暫定的に停止する処分を科していた。

 ディアク氏はロシア選手のドーピング検査での陽性反応を公表しない見返りに、ロシア側から多額の金銭を受け取った疑いが持たれている。10日に各国陸連へ資金援助などを行う国際陸連関連団体の会長からも退いた。

 IOCは世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が9日に2012年ロンドン五輪女子800メートル金メダルのマリヤ・サビノワを含むロシア5選手らの永久資格停止が適当と勧告したことに関し、国際陸連に最初に懲戒の手続きを求める方針を示した。その上で違反が確定した対象選手にIOCがメダル剥奪を含めた必要な措置と処分を検討する。(共同)

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2015年11月11日のニュース