ロシア担当相「不満だが結論尊重」 ドーピング問題報告書

[ 2015年11月11日 22:30 ]

 ロシアのムトコ・スポーツ相は11日、ロシア陸上界の組織的ドーピング問題で世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が公表した報告書に、強い不満を示しながらも「結論は全体としては尊重する」と語り、検査体制の改善に取り組む姿勢を示した。インタファクス通信に語った。

 ムトコ氏は報告書について「われわれにとって奇異な点が多い。事実の裏付けがなく、偏見に満ちている」と述べた。一方で「もしわれわれの措置が不十分であるなら、さらに取り組みを進める用意がある」と語った。

 ロシア通信によると、ムトコ氏は改善措置の一つとして、モスクワのドーピング検査所の所長を必要ならば外国人にしてもよいと述べた。(共同)

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2015年11月11日のニュース