エディーHC、W杯後退任へ「19年代表には新しい指導者が必要」

[ 2015年8月25日 16:32 ]

ラグビー日本代表のジョーンズ・ヘッドコーチ

 日本ラグビー協会は25日、9月開幕のワールドカップ(W杯)イングランド大会に出場する日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が大会終了後に退任すると発表した。契約は、ことし12月末までだった。本人の申し出を受け、24日の日本協会理事会で承認された。後任は未定。

 55歳のジョーンズHCは合宿中の宮崎市内で取材に応じ「4年間でできることの全てを注いだ。次の2019年W杯のチームには新しい指導者が必要」と説明。発表時期がW杯前となったことには「(去就の)うわさ話をクリアにして先に進みたい気持ちがあった。(日本ラグビーの)歴史を変えたい気持ちは変わらない」と述べた。

 世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」(SR)に来年参戦する日本チームの強化などを担当するディレクターからも退く。W杯後については、SRのストーマーズ(南アフリカ)と監督就任で交渉している。

 日系人の母親を持つジョーンズHCは03年W杯で開催国オーストラリアの監督として母国を準優勝に導き、07年W杯は南アフリカのアドバイザーとして優勝に貢献。日本ではトップリーグのサントリー監督を経て12年春から日本代表を率い、13年にウェールズ、14年にはイタリアから白星を挙げた。

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2015年8月25日のニュース