北京の冬季五輪招致に抗議 IOCホテルで騒動

[ 2015年6月10日 23:37 ]

 2022年冬季五輪開催を目指す北京とアルマトイ(カザフスタン)が10日、スイスのローザンヌで国際オリンピック委員会(IOC)委員に対する個別説明会を開いたホテルで、北京の五輪招致に抗議するデモがあり、侵入した数人が大声を上げるなどして地元警察に取り押さえられる騒動があった。

 関係者によると、チベット族の若者らが抗議活動を行ったとみられる。「チベットに自由を!」「血に染まった五輪はもうたくさんだ」などと叫んだ。

 ホテルの玄関口では女性を含めたグループがメッセージ入りの旗を掲げて抗議。男性1人は北京が設置したホテル内のブースに侵入し、五輪に反対する一幕があった。

 IOCは「平和的な抗議と対話にはサポートする」とコメントした。

 招致レースは両都市の一騎打ちで7月31日の総会(クアラルンプール)で開催都市が決まる。(共同)

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2015年6月10日のニュース