石川遼 全米オープン切符獲得!最終予選で7位「まだ実感がない」

[ 2015年6月10日 05:30 ]

全米オープンの予選会を突破し、ボード上の自分の名前を指す石川(GDO提供)

 男子ゴルフのメジャー第2戦、全米オープン(18日開幕、ワシントン州ユニバーシティープレース)の最終予選が8日、米国各地で36ホールのストロークプレーで行われ、オハイオ州のブルックサイドGC(パー72)など2コースを回った石川遼(23=CASIO)は8アンダーで7位に入り、15位以内に与えられる出場権を獲得した。ジョージア州の予選で5位だった今田竜二(38=フリー)は出場権獲得の3位に届かず、補欠2番手となった。

 長丁場の戦いの末“狭き門”を通過した石川は「最後はしびれた。正直通る自信はなかったから、まだ実感がない。メジャーは常に自分のプレーのバロメーターになる。その舞台に立てるのは凄くうれしい」とキャディーと肩を抱き合った。

 残り9ホールで執念を見せた。分岐点は11番パー3。1打目の前に雷雲接近で1時間30分の中断に突入したが、再開後にグリーンをとらえると12メートルのパットをねじ込みバーディー。12、14番でもスコアを伸ばした。15番は1打目を池に入れてボギーとしたものの、16番パー5で2オンに成功し8メートルを沈めてイーグルを奪い本戦進出を確実にした。

 米ツアーを主戦場にして以降、世界ランクは低迷。メジャー出場も難しくなった。全米オープン出場は3年ぶり4度目となる。「そんなに出ていなかったのかという感じ。この3年間悔しさはあったが、それよりも必死だった。メジャー出場にこだわれるレベルではなかった」と振り返った。

 今年の会場はワシントン州のチャンバーズベイ。「リンクスで難しいと聞いている。手応えのあるショットの頻度を増やしていければメジャーでもできる」と大舞台でのプレーを思い描いた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月10日のニュース