日立　エース山中！１失点で完投２勝、ホンダ下す

日本女子ソフトボールリーグ

（5月17日）
　第３節最終日は１７日、群馬県前橋市、愛知県豊田市で６試合が行われた。日立はホンダを相手にエース山中しほ投手（２４）が粘りの投球を見せて１失点完投勝利を挙げた。ペヤングは金沢理沙投手（２３）が豊田自動織機を相手に粘投したが、延長タイブレークの末に２―３で競り負けた。

　日立は３回１死二、三塁から山田の投手強襲安打と敵失などで３点を先制すると、投げてはエースの山中が７安打を打たれながらも粘り強い投球で相手打線を１点に抑えて完投した。山中は「絶対に負けない気持ちで投げた」と笑顔。昨季は１勝もできずに終わったが、今季はこれで２勝目。「ここから日立の流れをつくっていきたい」と話した。

　≪あと１本が出ず≫ペヤングは、強豪の豊田自動織機を追い詰めたが、あと一歩届かなかった。６回２死二塁から山本の左前適時打で先制。だが、７回に１―１と追いつかれ、延長タイブレークの末、２―３と惜敗した。田上美和監督は「投手が頑張って引き締まった試合ができたが、あと１本が出なかった。もう少し打てないと」と地元・群馬での敗戦に悔しそうだった。

日　　立（３勝４敗）
　００３　０００　０─３
　０００　００１　０─１
ホンダ（５勝２敗）
　（日）山中―清原
　（ホ）メロー―田井

豊田自動織機（５勝２敗）
　０００　０００　１２─３
　０００　００１　０１─２
ペヤング（２勝５敗）
　（タイブレーク８回）
　（豊）栗田、リケッツ―キャスティーヨ
　（ペ）金沢―古関

伊予銀行（２勝５敗）
　０００　０００　０─０
　０００　０１２　Ｘ─３
ビックカメラ高崎（６勝１敗）
　（伊）木村、内海―池田
　（ビ）上野、浜村―我妻

戸田中央総合病院（３勝４敗）
　２００　２００　０１─５
　０１１　１１０　００─４
ＮＥＣプラットフォームズ（７敗）
　（タイブレーク８回）
　（戸）五味、ウィリアムソン、五味―篠田、チェデスター
　（Ｎ）三木―中島

ＳＧホールディングスグループ（２勝５敗）
　０００　０００　１─１
　２００　００４　Ｘ─６
太陽誘電（３勝４敗）
　（Ｓ）パーナビー、関根―山科
　（太）藤田―佐藤

デンソー（４勝３敗）
　０００　０１０　０─１
　０１０　１００　Ｘ─２
トヨタ自動車（７勝）
　（デ）ヘンダーソン、重藤、近藤―鬼沢
　（ト）アボット―馬場