第1子出産の荒木絵里香が日本代表復帰、島村も追加登録

[ 2015年5月12日 11:48 ]

全日本女子チーム「火の鳥NIPPON」登録メンバーに追加された荒木絵里香

 日本バレーボール協会は12日、公式ホームページで全日本女子チーム「火の鳥NIPPON」の登録メンバーに荒木絵里香(30=上尾メディックス)と島村春世(23=NECレッドロケッツ)の2人を追加登録したと発表した。先月6日に今年度の登録メンバー26人を発表していた。

 2人のポジションはともにミドルブロッカー。荒木は北京、ロンドンの両五輪を経験しているベテランで、ロンドン五輪では主将を務め、28年ぶりとなる銅メダル獲得に貢献。昨年1月に第1子女児を出産し、6月に現役復帰を果たした。島村は昨年のアジア杯、仁川アジア大会で代表入りしている。

 眞鍋政義監督(51)は「ワールドカップで来年のリオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得するためには、より速く正確な攻撃と高い守備力が必要不可欠。戦力をさらに強化するため」と2人の追加理由を説明。「さらにチーム力を磨き、ワールドグランプリや今シーズンの最大目標であるワールドカップに万全を期して臨みたい」とした。

 荒木は「家族やたくさんの方のサポートを得ながら、私自身、また新たな挑戦になります。リオデジャネイロオリンピックに向けて、チームに貢献できるように精一杯頑張ります」、島田は「全日本へ召集されたことに対し大変光栄に思っております。同時に大きな重圧を感じますが、自分自身の成長のため、そしてチームの勝利へ貢献できるよう努力して参ります」とコメント。

 チームはスイス、ブラジル遠征などを経て6月30日にタイで開幕するワールドグランプリに臨む。

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2015年5月12日のニュース