30年ぶりカナダ人力士 誉錦が白星デビュー「土俵に立てて光栄」

[ 2015年5月12日 10:23 ]

初土俵を白星で飾ったカナダ人力士の誉錦(左)

 大相撲夏場所3日目の12日、東京・両国国技館で新弟子らによる前相撲が始まり、30年ぶりのカナダ人力士となった誉錦(20)=本名ブロディク・ヘンダーソン、錦戸部屋=が初土俵を白星で飾った。

 197センチ、150キロの誉錦は門倉(九重部屋)を押し込みながらの右突き落としで完勝。覚えたての日本語に英語を交え「緊張した。大相撲の土俵に立てて、とても光栄に思う。ちゃんこ鍋、大好き」と笑顔で話した。

 元大関小錦でタレントのKONISHIKIさんに紹介され、2月に入門。3月の春場所の新弟子検査に合格し、興行ビザ取得を待ってデビューした。将来の夢について「基礎を覚えて序ノ口、序二段と少しずつ頑張っていく。日本の伝統文化を学び、カナダにも広めたい」と謙虚に述べた。

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2015年5月12日のニュース