遼 池ポチャ3発…屈辱“最下位”「練習していることがまだまだ」

[ 2015年4月21日 05:30 ]

最終ラウンド、ホールアウトする石川遼。通算7オーバーで75位

USPGAツアー RBCヘリテージ最終日

(4月19日 米サウスカロライナ州ヒルトンヘッド ハーバータウン・リンクス=7101ヤード、パー71)
 74位から出た石川遼(23=CASIO)は5バーディー、3ボギー、3ダブルボギーの75で通算7オーバーの75位に終わった。63をマークしたジム・フューリク(44=米国)が通算18アンダーで並んだケビン・キズナー(31=米国)をプレーオフの2ホール目で下し、今季ツアー初勝利、通算17勝目を挙げた。マスターズ覇者ジョーダン・スピース(21=米国)は8打差の11位だった。

 石川が池ポチャ3発で“最下位”に沈んだ。出だしの10番パー4でティーショットを左の池に打ち込んだ。後半の4番パー3はアイアンで打った1打目がグリーン左の池へ。8番パー4では右ラフからの2打目を引っかけて左の池へ。いずれもダブルボギーを叩いた。

 予選通過者最下位タイの75位に終わり「集中力を保つのが難しかったし、練習していることがまだまだという感じ。ショットのミスで池に入れたり。思った通りのスイングができた時とできない時の差が激しい」と顔をゆがめた。

 天候悪化の懸念からスタートが1番と10番の2カ所に変更され、石川ら下位の選手はインから出た。最終組の1組前で2人で回っていたが、進行を早めるため競技委員の指示で後半5番からは最終組と合流。異例となる4人でのプレーを強いられる屈辱を味わった。

 出場2試合ぶりに予選を突破したが、獲得したフェデックスカップポイントは1。同ランク140位で来季シード権を得る125位以内に届いていない。次戦は23日開幕のチューリッヒ・クラシック(米ルイジアナ州)。「再スタートという気持ちでやりたい」と必死に切り替えた。

 ≪最終日までプレーして最下位は初≫石川が米ツアーで予選通過した上で70位以下になったのは8回目。最も順位が低かったのは13年カナダ・オープンの77位。第3日終了時点の最下位(77位)で予選通過者多数のため最終日に進めなかった。75位だった14年バイロン・ネルソン選手権も最終日はプレーできなかった。最終日までプレーして最下位になるのは今大会が初めて。

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2015年4月21日のニュース