遠藤の夏場所出場は微妙 左膝負傷、師匠が見解

[ 2015年4月17日 17:07 ]

 3月の大相撲春場所で左膝に重傷を負った人気の幕内遠藤(24)=本名遠藤聖大、石川県出身、追手風部屋=の師匠、追手風親方(元幕内大翔山)は17日、現状では夏場所(5月10日初日・両国国技館)の出場が微妙との見解を示した。

 遠藤は前十字靱帯を部分断裂した左膝の手術を受けない方向だが、申し合い再開のめどは立っていない。17日も埼玉県草加市の部屋での朝稽古では軽めの四股にとどまった。追手風親方は「夏場所の出場が目標だが、休む勇気も必要だ。今の状態なら厳しい。ぎりぎりまで見たい」と述べた。遠藤は夏場所を全休すれば十両への転落が確実。

 17日には故郷の石川県穴水町から石川宣雄町長の訪問を受け、地元ファンが折った千羽鶴、母校の石川・向洋小の児童約60人らによる寄せ書きを贈られた。故郷の後援会長も務める石川町長は「完全に治った状態で(本場所に)出てほしい。無理しないでという声が、地元でも圧倒的に多い」と案じていた。

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2015年4月17日のニュース