萩野 世界選手権金、五輪代表へ精神面強化「はい上がる」

[ 2015年4月14日 05:30 ]

世界選手権の代表選手に選ばれガッツポーズをする(前列左から)渡部、金藤(後列左から)小関、瀬戸、萩野、入江、平井監督

 今夏の競泳世界選手権(ロシア・カザニ)の日本代表が都内で発表され、エースの萩野公介(20=東洋大)ら男女計25人が選出された。初の金メダルを狙う萩野は4冠を飾った日本選手権から一夜明け「ここからはい上がっていくしかない」と意欲。大一番へと気持ちを切り替えた。

 金メダルで五輪は内定する。個人メドレーの14年世界ランク1位に君臨する萩野は優勝候補の一人。平井コーチは「世界選手権で勝てるような強い選手が五輪でもアドバンテージを持てると思う。余裕を持って(五輪の)強化計画を立てられるし、もう1種目追加も考えられる」と金メダルの持つ意味を口にした。

 そのため、5月のオーストラリア代表との合同合宿では「コーチ、選手の部屋割り、チームをシャッフルする」と同コーチ。外国勢との共同生活で精神面を鍛え、さらに5月下旬のジャパンオープン終了後は6月のヨーロッパグランプリにも遠征し肉体面も強化する。

 調整が遅れた影響で記録を伸ばせなかった萩野だが「これからもっともっと良くしていく」とさらなる成長を見据えた。

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2015年4月14日のニュース