松山 メジャー初Vへ国内シード辞退、米ツアー集中、拠点探す

[ 2015年1月5日 05:30 ]

渡米を前にANAの職員から花束を手渡され笑顔を見せる松山

 米男子ゴルフの松山英樹(22=LEXUS)が今季国内ツアーのシード権を辞退したことを明らかにした。今年の米ツアー初戦、現代自動車チャンピオンズ大会(9日開幕、米ハワイ州)に向け、4日に渡米した松山は成田空港で開いた会見で「米国中心でやっていきたい。メンバー登録はしない」と明言した。

 松山は昨季、シード選手に課される5試合の出場義務を満たさず制裁金を日本ゴルフツアー機構(JGTO)に支払った。今季も5試合出場できる見込みがないため登録を見送った。主催者推薦などで出場できるが、米ツアーに集中する。

 「メジャーで勝つことが目標。マスターズが一番近いので、そこに照準を合わせたい」と語った松山は環境づくりも進めている。昨年まではホテルを転々としたが「荷物が多くて移動で疲れる。良い所があれば決めたい」と米国に拠点を置く意向を明かした。フロリダ州内が最有力で複数の物件をチェック済み。世界的アスリートを抱えるマネジメント会社IMGと契約し支援態勢も整えた。

 先月のヒーロー・ワールドチャレンジ(米フロリダ州)から帰国後は筋力トレで鍛え、宮崎でショットを中心に練習。年末年始は故郷・愛媛でリラックスした22歳は「良い状態でオーガスタを迎えたい」と4月のマスターズを見据えた。

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2015年1月5日のニュース