パナ快勝 プレーオフT進出一番乗り、連覇へ後半地力

[ 2015年1月5日 05:30 ]

<パナソニック・キヤノン>前半37分、同点のトライを決めるパナソニック・山田(右)

ラグビートップリーグ第2ステージ第6節最終日 パナソニック38―13キヤノン

(1月4日 駒沢)
 6試合が行われ、A組首位のパナソニックは38―13でキヤノンを下し、勝ち点29としてプレーオフトーナメント進出一番乗りを決めた。また、神戸製鋼は34―7でトヨタ自動車を破り、同組2位に浮上。11日の最終節では神戸製鋼、東芝、ヤマハ発動機、サントリーの4チームが残り3枠となったプレーオフ進出を争う。また、B組の首位攻防戦はリコーがNECに16―3で勝利。2月の日本選手権出場枠を争うワイルドカードトーナメント進出が決まった。

 後半にキヤノンを突き放し、昨季王者のパナソニックが2連覇へ前進だ。ロビー・ディーンズ監督は「ハードな戦いになったが、(1試合残した)この段階でプレーオフ進出を決めたことはうれしい」と話した。前半は密集で五分の戦いを強いられ13―13の同点で折り返したが、後半はNo・8ホラニ、フランカーのヒーナンらがビッグタックルで局面を打開。2分にヒーナンが力強いラインブレークから勝ち越しトライを挙げると、同16分には疲労蓄積から控えスタートだったフッカー堀江主将もトライ。守っては後半を無失点に抑える戦いぶりに、敵将の永友洋司監督も「相手は7割の力でも勝てるイメージだ」と舌を巻いた。

 最終節でプレーオフ進出を懸けるライバルを尻目に、選手層や戦術面での厚みを見せた王者。ゲーム主将を務めたSH田中は「今年も(日本選手権との)2冠を獲りたい」とあらためて宣言した。

 ≪次節ラスト、POは残り3枠≫第2ステージは最終節を残し、A組1位のパナソニックの4位以内が決定。上位4チームで優勝を争う「プレーオフトーナメント LIXIL CUP 2015」進出が決まった。残り3枠はA組2~5位の4チームが争う。11日の最終節ではヤマハ発動機がパナソニックと対戦。自力進出の可能性がないサントリーにとっても、重要な一戦となる。B組では8位が下部リーグへの自動降格となるため、宗像サニックスと豊田自動織機に絞られた残留争いに注目が集まる。

続きを表示

2015年1月5日のニュース