中根 51歳PO対決制し初V「僕が優勝していいの?」

[ 2014年4月20日 05:30 ]

男子ゴルフシニアツアー 金秀シニア沖縄オープン最終日

(4月19日 沖縄県名護市 喜瀬カントリークラブ=6881ヤード、パー72)
 5位から出た中根初男(51=大利根CC)が通算8アンダー、136で並んだ崎山武志(51=大和自動車)とのプレーオフを制し、88年のプロ入り以来レギュラー、シニアを通じて初めてのツアー優勝を飾った。日本プロゴルフ協会(PGA)会長に就任した倉本昌弘(58=フリー)は通算7オーバーの61位に終わった。

 51歳の“同学年対決”を制した。18番パー5でのプレーオフ1ホール目。中根は2メートルのバーディーパットを決め、1メートルを外した崎山に競り勝った。優勝スピーチの第一声は「こんな僕が優勝していいんでしょうか」と自分自身でも驚いていた。

 茨城・土浦日大高時代は野球少年だったが、1年時に左足のケガで断念した。自宅にあった父のクラブを振ったところ「簡単にホームランの距離が出るので楽しくなった」とゴルフにのめり込み、プロの道を志して、88年にプロテスト6度目で合格した。だが、優勝はおろかシードを獲得したこともなかった。

 幸先よく開幕戦で初優勝を飾ったが「2勝目なんて考えていない」と謙遜する。まずは「勝ててうれしい」と初めて味わう勝利の美酒をじっくり堪能する。

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2014年4月20日のニュース