4年目・真未 自己新66“準地元”で初V王手!

[ 2014年4月20日 05:30 ]

15番で首位に立ち笑顔でラウンドする福田

女子ゴルフツアー KKT杯バンテリンレディース第2日

(4月19日 熊本県菊池郡 熊本空港カントリークラブ=6455ヤード パー72)
 11位で出たプロ4年目の福田真未(21=えん)が、7バーディー、1ボギーのツアー自己ベストとなる66で回り、通算8アンダーで単独首位に立った。大会会場のある熊本の隣の福岡県育ち。最終日は“準地元”で初優勝を目指す。初日首位のアマチュア・勝みなみ(15=鹿児島高1年)が71の通算7アンダーと踏ん張り、2位につけている。
【第2R成績】

 佐賀県生まれで、福岡市育ちの福田が、相性のいい九州の大会で初Vに王手をかけた。「ショットがピンに絡んでくれたので、パットもよく入ってくれました」。出だしの1番パー4で奥から6メートル、4番パー5では手前5メートルのバーディーパットをねじ込み、7バーディー(1ボギー)のラッシュで、ツアーでは自己ベストの66をマーク。初日の11位から一気に順位掲示板を駆け上がった。

 好スコアの要因はピンを狙うショットの精度が上がったこと。昨年12月のツアー出場予選会26位で今季の出場資格を獲得。オフ期間中には、さらなるレベルアップを目指しアイアンショットに磨きをかけた。「体を使いすぎて(バックスイングの)始動で(上体が)右に流れたり伸び上がる癖があるのでベタ足で打つ練習をした」。その結果、アイアンの横ブレが減り方向性が良くなったという。「前はグリーンが狭く見えていたが、今は凄く広く見えて、思い切り振れている」

 3月のヨコハマタイヤ、Tポイントと2試合連続で初日首位発進を経験。高知開催のヨコハマタイヤは6位だったが、生まれ故郷の佐賀で開催されたTポイントでは3位に入り、翌週に宮崎で開催されたアクサでは10位と九州では普段以上に力が出る。そんな九州効果もあり、今季は出場6試合でベスト10入り3度、獲得賞金は約981万円のランク14位と好調だ。

 1打差で迎える最終日。アマ時代にナショナルチームで一緒だった1歳下の渡辺彩香が、アクサでプロ初優勝を挙げ刺激を受けた。「見ていて感動した。私も自分のスタイルを貫いて勝ちたい。最終日最終組は初めて。攻めていく気持ちでチャンスを生かしたい」と意気込みを口にしていた。

 ◆福田 真未(ふくだ・まみ)1992年(平4)6月15日生まれの21歳。11歳からゴルフを始め、福岡市の沖学園中・高に進む。09、10年夏の全国高校選手権で連覇。11年プロテスト合格。13年は獲得賞金約1375万円でランキング59位と、シード入りまであと一歩だった。1メートル68、58キロ。

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