スピース無念、最年少優勝ならず 8、9番連続ボギーで失速

[ 2014年4月15日 05:30 ]

マスターズ最終ラウンド、優勝したバッバ・ワトソン(左)を祝福する2位に終わったジョーダン・スピース

USPGAツアー マスターズ最終日

(4月13日 米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72)
 世界の壁は高かった。勝てばウッズの持つ21歳の最年少優勝記録を更新するスピースだったが、イーブンパーの72で2位に終わり「予選を終えて通算8アンダーを出すのは難しいと思っていた。ワトソンは出したのだから優勝にふさわしい」と素直に負けを認めた。

 ワトソンとともに首位から出て、7番までに4バーディーを奪ってトップに立った。だが、8番パー5は3パット、9番は1メートル強のパットを外して連続ボギー。「あれがターニングポイントだった」と勢いが止まった。追う立場となった後半はバーディーを奪えずいら立ちを見せる場面もあった。だが、ラウンド後は晴れ晴れとした表情で「自分自身が忍耐強くプレーできることを知った。いつか(メジャーで)勝つチャンスはくる」と前向きに語った。

 ▼2位J・ブリクスト ティーショットは良かったが、バーディーチャンスを思ったほどつくれなかった。だけど結果は言葉にできないほどうれしい。来年が待ちきれない。(初出場で4日連続アンダーパー)

 ▼4位M・ヒメネス パットが入らず優勝争いに加われなかったのが残念。しっかりと健康管理している。まだまだ僕たち(ベテラン)は勝つことができると思う。(50歳の最年長優勝ならず)

 ▼14位A・スコット 後半でイーグルを2つ取ればまだチャンスがあるかと思ったが、勢いには乗れなかった。連覇できなかったのは残念。(前年覇者。通算1オーバーで終戦)

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2014年4月15日のニュース