萩野 メダル重視、8月パンパシ種目絞る「納得いくタイムを」

[ 2014年4月15日 05:30 ]

競泳日本代表に選出され、笑顔でガッツポーズをする(前列左から)渡部香生子、鈴木聡美、星奈津美、(後列同)塩浦慎理、瀬戸大也、萩野公介、入江陵介、平井ヘッドコーチ

 日本水連は14日、都内で仁川アジア大会(9月19日開幕)、パンパシフィック選手権(8月21日開幕、オーストラリア・ゴールドコースト)の一部代表選手を発表し、萩野公介(19=東洋大)らが選出された。

 日本選手権の出場6種目全てで代表権を獲得した萩野だが、パンパシフィック選手権ではメダル獲得重視で出場種目を絞る可能性が出てきた。指導する平井コーチは「ただ出るだけじゃ意味がない」と説明。萩野は「強豪選手がたくさんいるので、自分の目指す泳ぎをして納得のいくタイムを出したい」と意気込んだ。

 パンパシフィック選手権は4年前に初めて代表に選ばれ、憧れのフェルプス(米国)と初めて対戦した思い出の大会。「緊張しすぎて朝ご飯が食べられなかった」と振り返るが、今回はロンドン五輪、世界選手権でメダリストとなった実力を存分に見せつける覚悟だ。6月のジャパン・オープンは400メートル個人メドレーのほかに、今冬に練習を積んだバタフライ(100、200メートル)に挑戦予定。「これまで出なかった新しい種目なのでワクワクする」。マルチスイマーが五輪金へ向け、さらなる進化を目指す。

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2014年4月15日のニュース