白鵬“かわいがり” 大砂嵐と連続11番

[ 2013年12月3日 05:30 ]

 大相撲の冬巡業2日目が福岡県飯塚市で行われ、アフリカ大陸初の力士の幕内・大砂嵐(21)が第一人者の白鵬から相撲界の厳しさを叩き込まれた。

 白鵬から「新入幕のお祝い」として指名されると連続で11番。豪快な上手投げや大技・呼び戻しを次々と決められるなど、九州場所で外国出身最速新入幕を果たしたアフリカンパワーも無力を感じるしかなかった。その時点で既にフラフラだったが、ぶつかり稽古でもかわいがられ、最後には「もっと脇を締めて転べ!」などと相撲の基本まで指導される始末。約15分間に及ぶ個人レッスンを終え、大砂嵐は「1時間ぐらいに感じた。まだまだ弱い」とうなだれた。それに対して白鵬は「当たり前だ!」と一言。「横綱になることが夢」と語ってきた21歳にとっては現実に直面した一日となった。

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2013年12月3日のニュース