寺川綾が引退へ　ロンドン五輪で銅メダル獲得

引退を決意した寺川綾

　昨年のロンドン五輪の競泳女子１００メートル背泳ぎと４００メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得した寺川綾選手（２９）＝ミズノ＝が現役引退の意向を固めたことが２日、複数の関係者の話で分かった。４日に記者会見を開いて発表する。

　大阪府出身の寺川選手は２００４年アテネ五輪に初出場して２００メートル背泳ぎで８位。その後は振るわず、０８年北京五輪出場を逃した。しかし、同五輪後に男子平泳ぎの北島康介選手（日本コカ・コーラ）を育てた平井伯昌コーチに師事して力をつけ、１１年世界選手権の５０メートル背泳ぎで２位となった。

　今夏の世界選手権でも５０メートルと１００メートルの背泳ぎ２種目で３位に入り、世界選手権の日本女子最年長メダリストとなった。５０メートル、１００メートル背泳ぎの日本記録を保持している。