“泣き虫先生”山口氏、日本人初のラグビースピリット賞

[ 2013年11月19日 11:34 ]

山口良治氏

 国際ラグビーボード(IRB)は18日、監督、総監督として京都・伏見工高を4度の高校日本一に導いた山口良治氏(70)を、競技を通じて社会に貢献したとして「IRBラグビースピリット賞」に選んだと発表した。IRBによると同賞に日本人が選出されるのは初めて。

 日本代表として13キャップを持ち、現在は伏見工高総監督の山口氏は日本協会を通じ「このような素晴らしい賞をいただき、この上ない光栄と喜びでいっぱい」との談話を発表した。

 山口氏は1975年に伏見工高監督に就任。6年目には全国高校大会優勝を果たした。赴任当時は「不良生徒」で荒れていた同高を全国屈指の強豪に育てた過程はテレビドラマのモデルになり、たびたび涙を流して感情をあらわにすることから「泣き虫先生」の愛称でも知られている。(共同)

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2013年11月19日のニュース