現状は「最大28競技」 東京五輪セミナー始まる

[ 2013年11月14日 21:42 ]

 2020年東京五輪に向けた初の実務者会議「オリエンテーションセミナー」が14日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで始まった。冒頭以外は非公開で、出席者によると国際オリンピック委員会(IOC)のデュビ競技部長はレスリング存続で確定した実施28競技について、日本側の質問に「最大28競技に変更はない」と回答した。

 バッハIOC会長の今後の方針次第という含みを残しつつも、野球とソフトボールの追加は現時点で難しいとの見解をあらためて示した。

 IOCのフェリ五輪統括部長は「互いの役割を理解し、大会を成功に導きたい」とあいさつし、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は「安心、安全で確実な大会を約束する」と、東京都の猪瀬直樹知事は「オールジャパン態勢でまい進したい」と述べた。五輪担当相を兼ねる下村博文文部科学相は「五輪の歴史そのものを日本から変えていく思いで取り組みたい」と語った。

 JOC関係者は、IOCから競技施設やインフラの整備を「時間通りに進めてほしいと強い要望があった」ことも明らかにした。

 セミナーは東京都、政府関係者、実施28競技の国内団体代表者らが参加し、15日まで行われる。

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2013年11月14日のニュース